
しょぼい起業で生きていく 持続発展編
えらいてんちょう
イースト・プレス / 2020-12-17
この本について
仕事でも生活でも、「ちゃんとした形にしなきゃ」と思うほど身動きが取りづらくなる時があります。お金の不安もあるし、自分にできることなんて大したことない…と考えて、結局なにも動けないまま時間だけが過ぎていく感じ、けっこう共通の悩みなんじゃないかと思います。 この本が面白いのは、そんな“踏み出しにくさ”を、いきなり壮大な話で解決しようとしないところです。著者のやっていることは小さくて雑多で、決してきれいにまとまったビジネスではありません。でも、リサイクルショップが2カ月で開業資金を回収したり、家賃6万円の物件で月120万円を売り上げたりと、「小さくても回る形」は実在するんだ、と地に足のついた実例として示されています。しかも、そこに“特別な才能”があるわけでもなく、困っている人や場所に自然と関わっていった延長線上に成り立っているのが安心するんですよね。 さらに、著者が繰り返し語っている「そんなに肩ひじ張らなくても生きていく方法がある」という視点は、仕事に疲れてる時ほど沁みます。勇気や想像力は必要だけど、全部を自分で背負い切らなくてもいい。むしろ、できる範囲で続けるほうが長く持つ。そんな等身大の姿勢が、この本の核になっています。 自分の生活を少し軽くしたい人、小さく動きながら収入の形をつくりたい人にとって、ちょうどいい距離感で読める一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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