
言葉にする習慣 思いがまとまる・伝わる「言語化力」の身につけ方
さわらぎ 寛子
明日香出版社 / 2024-06-12
この本について
言いたいことがあるのに、いざ話そうとすると言葉がまとまらなかったり、意見を聞かれた瞬間に「正解はどれなんだろう」と不安になったり。僕自身、仕事の場でこのモヤモヤに何度もつまずいてきました。頭では考えているつもりなのに、言葉として外に出すと急にスカスカになる、あの感じです。 この本が助かったのは、「言語化ってセンスじゃなくて、具体的な手の動きや観察の積み重ねなんだ」と腑に落ちるところでした。例えば、頭の中でこねくり回す前に一度外に出すというシンプルな動作。メモでも、音声でも、とにかく“体から出す”ことで思考が勝手に整理されていく感覚があります。また、意見を言うのが怖いときは立ち位置を決める、という提案も実践的でした。「都内で子どもを育てる親として」など、視点を明確にするだけで、自信がないままでも言いたいことが口に乗りやすくなります。 さらに、日常の観察力を鍛えるパートも面白くて、電車でキョロキョロする癖をつけただけで見えるものが変わりました。誰か一人に注目して、持ち物や仕草から生活を想像してみる。たったそれだけで「ざっくり見てなんとなく捉える」癖がほぐれていき、言葉の解像度も上がっていく感じがあります。ネーミングの練習も同じで、晩ご飯に名前をつけるだけで、物事を見る目の粒度が変わります。 大げさに人生を変える類の本ではなく、今日の通勤や今日の会話から使える小さな技がちゃんと残る本です。特に「頭ではわかっているのに、うまく言葉にならない人」に静かに刺さると思います。
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多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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