
人事部員の基礎知識
林浩二, 井上達夫, 國澤勇人, 髙橋千亜希, 石井隆介, and 大矢知亮
日本能率協会マネジメントセンター / 2024-12-12
この本について
人事の仕事にいると、「制度を回すだけで精一杯で、なぜこうなっているのかまでは説明できない」「法改正の話が出た瞬間に頭が止まる」「結局どこまでが“会社としてコントロールできる範囲”なのかが曖昧」というモヤモヤがついて回ることが多いと思います。僕も最初の頃は、評価制度や等級制度の会議に呼ばれるたび、言葉の定義からついていけずに焦っていました。 この本は、そういう“基礎が抜けたまま実務に放り込まれた感覚”を埋めてくれる一冊です。給与・賞与・退職金の構造から、有期契約や雇止めの考え方、安全配慮義務のように落とし穴になりがちなポイントまで、実務で必ず遭遇する場面を丁寧に押さえてくれます。たとえばベースアップの意思決定がなぜ将来の経営に響くのかとか、職務等級なのに“人の能力”ではなく“実際に担っている職務”を見る理由とか、普段の違和感に説明がつく瞬間が多いです。 読み進めるうちに、人事の専門知識だけでは足りず、ビジネス感覚や他部門とのコミュニケーションが欠かせないという、現実的な視点が自然と積み上がっていきます。制度を運用する側から、改善を企画し、他部門と対話しながら組織を動かす側へ少しずつ視座が上がる感じです。 「人事の全体像を“実務の言葉”で理解したい人」に特に刺さると思います。専門書ほど堅くなく、かといって表面だけを撫でて終わらない、ちょうどいい深さの一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




