
キャッチコピーの教科書
さわらぎ 寛子
すばる舎 / 2017-05
この本について
商品やサービスを紹介しようとすると、つい「ここがすごいんです」と言いたくなる瞬間、ありませんか。頑張って説明しているのに、相手の反応はいまひとつ。自分では伝えているつもりなのに、どこか噛み合っていない感じが続くと、何をどう直せばいいのか分からなくなります。僕もずっとそのループにはまっていました。 『キャッチコピーの教科書』が助かったのは、「商品の良さを語る前に、相手が何を知りたいのかを整理する」という、当たり前だけどすぐ抜け落ちる視点を戻してくれたところです。たとえば、6W2Hを使ってお客様の知りたい情報を全部書き出していく作業。いきなり言葉を作ろうとせず、徹底的に“相手の立場で”商品を眺め直すことで、必要な伝え方が自然と見えてくる感じがあります。また、「商品の特徴を並べても売れない」という指摘も痛くて、だからこそ“使ったら自分にどんな良いことがあるのか”を具体的に描く重要さが腑に落ちました。 この本は、コピーのテクニックというより、「視点の置き方」を丁寧に整えてくれる一冊です。特に、誰に届けたいのかを一人まで絞り込む話は、自分の仕事にもすぐ反映できました。相手の迷いのレベルに合わせて言葉を変える、という発想も現場感があって助かります。 自分の商品を説明しているはずなのに、なぜか伝わらない理由に心当たりがある人に刺さると思います。自分の思い込みを一度横に置いて、もう一度「相手が聞きたいこと」から組み立て直したいときに、ちょうどいい本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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