
ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -
佐々木 典士
ワニブックス
この本について
身の回りのモノが多いわけでもないのに、なぜかずっと落ち着かない。人と比べてしまったり、足りないところばかり目についてしまったり。「ちゃんとやれてるはずなのに満たされない」という感覚、ぼくも長く引きずっていました。 この本が効いたのは、ただ“捨てるテクニック”が書かれているからではなく、モノの裏側にある「自分の価値の感じ方」まで踏み込んでくるところでした。例えば、モノが増える理由の多くは他人の目線に合わせて生きようとする癖にあること。だから比べやすいモノにお金を使ってしまい、経験や時間が後回しになるという指摘は、自分の行動をそのまま言い当てられたようでした。また、「お店は倉庫」「買うのではなく必要なときに取りに行く」という発想は、所有することに縛られていた自分をふっと軽くしてくれました。個人的に一番刺さったのは、自分が持っているモノを理由まで含めて語れるかという問いで、これが意外なほど“今の自分の軸”を映してくれるんです。 ミニマリズムを正解として押しつける本ではありません。ただ、モノの向こうにある混乱や焦りをどう扱うか、その視点をくれる一冊です。持つ量を減らしたい人よりも、「なんでこんなに心がざわつくんだろう」と感じている人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
読書の順序
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