
ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ - 【無料お試し版】
佐々木 典士
ワニブックス
この本について
最近、「片づけたい気持ちはあるのに、結局なにも変わらないまま一日が終わるな…」という声をよく聞きます。正直、僕自身もずっと同じでした。忙しさに流されつつ、部屋も頭の中もざわざわしたまま。何かを変えたいのに、具体的にどこから手をつければいいのかわからない。そんな停滞感に、この本は静かに効いてきます。 印象的だったのは、「落ち着いたから捨てられるのではなく、捨てるから落ち着ける」という考え方です。気持ちが整うのを待つんじゃなくて、小さく手を動かすことで心の方があとから追いついてくる。この順番を提示してくれるだけで、動き出すハードルがぐっと下がりました。さらに「まずは巣である収納を叩く」という具体的な一歩も、頭だけで考えて固まってしまうタイプの人にはちょうどいい導線です。 そしてもうひとつ、モノを減らすことが目的ではなく、自分が何を大事にしたいのかを見つけるための手段だと言い切ってくれる点。ミニマリズムを競技のように捉えてしまうと途端に苦しくなりますが、この本はそういう息苦しさから距離を置かせてくれます。必要なモノをちゃんと選べる状態になると、情報に振り回されたり、他人の価値観に引っ張られたりする時間が確実に減っていく。その感覚は読んでみないとわからないと思います。 ものが多いというより、思考が散らかりやすい人に特に刺さる一冊です。自分の毎日をもう少し軽くしたいとき、入口としてちょうどいい本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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