
本音に気づく会話術
西任暁子
ポプラ社 / 2016-04-06
この本について
最近、人と話していて「なんでこんなに疲れるんだろう」と感じる場面が増えていました。相手の言葉そのものより、こちらの感情が先にざわついて、つい強い言い方になったり、後から落ち込んだり。頭では「まずは聞くべきだよな」とわかっていても、現場でうまくいかないことばかりです。 この本を読んで、特に刺さったのは「感情はニーズのサイン」という視点でした。たとえば、イラッとした時に“相手が原因”だと思ってしまいがちですが、実際には「自分の大切にしたいものが満たされなかっただけ」と捉え直せる。そう気づくだけで、相手を責める前に一呼吸置けるようになります。また、著者が示す「本音を聞くための三つのステップ」は、難しそうに見えて実は日常で何度も試せるもの。相手の感情やニーズを想像しながら話を聞くと、表面的な言葉の奥にある意図に気づきやすくなり、関係のトーンが静かに変わっていきます。 そして意外だったのは、自分の本音も同じ手順で見えてくること。感情の波が立っても、90秒だけ向き合えば落ち着くという話は実践してみると本当に効果があり、無駄に感情を長引かせなくて済む感覚がありました。“言いすぎて後悔”が減るだけでも、毎日のストレスがかなり違います。 人との会話で「本当はどうしたかったのか」がわからなくなることが多い人に刺さる一冊だと思います。私と同じように、話すことは避けられないのにうまくいかない…という人ほど、静かに効いてくる本です。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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