
アドラー流 たった1分で伝わる言い方
戸田久実 and 岩井俊憲
かんき出版 / 2014-11-17
この本について
人と話していて、「なんでこんなに気を遣ってるのに伝わらないんだろう…」とか、「相手の怒りにどう向き合えばいいのか分からない」といったモヤモヤ、けっこうあると思います。僕も職場での会話がぎこちなくて、余計に距離が開いていく感じがつらかった時期があります。 この本が面白いのは、コミュニケーションを“上手に話すテクニック”として教えるんじゃなくて、相手の気持ちをどう受け取るかとか、自分の劣等感とどう向き合うかまで含めて整理してくれるところです。特に、怒りが二次感情で、その奥にある不安や悲しさに寄り添う姿勢は、実際の人間関係でかなり効きます。「つらかったね」と一度ちゃんと言えるだけで会話が変わるのを体験して、ようやく腑に落ちました。 それから、成果や比較じゃなくて、その人が今できていることに目を向けて言葉にしていくという発想もよかったです。「助かったよ」「こういうところ努力してるよね」と伝えると、相手が自然に動き出してくれる。無理に励まさなくても関係が温まる感じです。自分が話すときの“1呼吸の間”を置くという実践的な工夫もあって、ああ、こういう小さな積み重ねで信頼って作られるんだな、と静かに納得しました。 人との会話で疲れが出やすい人、つい相手の反応に振り回されてしまう人に刺さる本だと思います。僕と同じように、コミュニケーションに自信がないまま続けてきた人にとっては、少し肩の力が抜ける一冊でした。
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多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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