
1分間マネジャーの時間管理
Pan Rolling Inc / 2013-03-03
この本について
管理職をやっていると、気づけば「自分ばっかり動いてないか…?」とモヤモヤする瞬間があります。部下の相談に付き合っていたら一日が終わるとか、現場を任せたいのに任せきれないとか。私自身も、忙しいはずなのに成果が伸びない時期がありました。 この本を読んで刺さったのは、仕事を“サル(次の対応)”という単位で見直す視点でした。部下に任せるのは丸投げではなく、「次の一歩」を一緒に決めて、その“サルの担当者”を任命すること。そうすると、部下が自分の判断で動けるようになり、こちらは現場の細かいところから手を引ける。コーチングとは、プロジェクトを自動操縦できる高度まで引き上げることなんだと腑に落ちました。 もう一つ効いたのは、「やる価値のないことを効率よくやる価値はない」という一文。忙しさに流されて、そもそもやらなくていいことに手を出していた自分にグサッときました。何のためにやるのか言えない“サル”は抹殺する。このシンプルな基準だけで、だいぶ身動きが取りやすくなります。 部下が思っている以上にできる、という感覚も本書を読んで腹に落ちました。相談を受けたらすぐ助け舟を出すのではなく、次の対応を一緒に確認してから任せる。そうすると、こちらの時間に余白が生まれ、部下も自分のプロジェクトを自分のものとして回し始める。結果的に部署全体がスムーズに回りやすくなる、というのは実感として納得できました。 自分がいないと現場が回らない状態に疲れている人、毎日忙しいのに成果が積み上がらないと感じている人には、かなり刺さると思います。部下との関わり方を変えたいときの、実務寄りのヒントが多い一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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