
シンプルに生きる 人生の本物の安らぎを味わう (講談社+α文庫)
ドミニック・ローホー and 原秋子
講談社 / 2016-12-20
この本について
気づけば部屋が散らかっていて、頭の中までザワザワしてくることってありませんか。片付けたいのに腰が重いとか、つい余計な一言まで喋って後でぐったりするとか、朝起きた瞬間からスマホに意識を持っていかれるとか。大きな悩みじゃないのに、日々じわじわ消耗していく感じ。僕自身、ずっとそこにもやもやを抱えていました。 この本は、いわゆる「ミニマルに生きよう」みたいな勢いではなくて、もっと地に足のついた視点をくれます。たとえば雑事をていねいにやることで気持ちが整うとか、朝の清々しい時間に20分だけ何も考えない時間をつくるとか、そういう小さな行動がそのまま心の静けさにつながっていく。あるいは、自分を正当化し続けるより、そのエネルギーを周りに譲るほうが楽に生きられるよね、という目線の転換もあります。そして部屋や持ち物の整理が、実は自分の内側の整理と直結しているんだと、読みながら何度も思い知らされました。 物を捨てるべきだ、と断言しないのもこの本のいいところで、「今の自分に本当に似合うものだけを残す」という、かなり現実的な落としどころを示してくれる。結果として、視覚的なノイズが減って、判断に迷う時間や余計な疲れが減るんですよね。僕はここが一番効きました。 身の回りの小さな疲れを手放したい人、自分の内側を整えたいけれど何から始めたらいいのかわからない人に、とても相性がいい一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの44%が集中しています。
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