
やっぱり!「モノ」を売るな!「体験」を売れ!
藤村 正宏、20121007
実業之日本社 / 2012-10-07
この本について
仕事で商品やサービスを紹介するとき、「どうしてこんなに伝わらないんだろう…」と立ち止まることが多いです。機能を丁寧に説明しても、お客さんの反応が薄かったり、店頭に並んだ瞬間にまったく別のものが選ばれたり。自分が思っている“推しポイント”と、相手が知りたいことがズレている感覚って、けっこうしんどいですよね。 この本を読んで印象に残るのは、読者が保存していた「お客さまが知りたいことを発信する」「商品の意味合い」という言葉です。結局のところ、人はスペックより“自分にとってどんな体験が手に入るか”で選ぶし、その判断の多くは店頭やその場の空気で決まってしまう。だからこそ、事前にどんな文脈や意味を感じてもらえているかが大きく響くんだと腑に落ちました。音なら簡単、という一文も象徴的で、理屈より「雰囲気ごと伝わるもの」が強いという話に妙に納得させられます。 この本は魔法のテクニックを教えてくれるわけではないのですが、自分の発信や接客の“焦点の当て方”が少し変わります。商品を説明する前に、その向こう側でお客さんがどんな感情を求めているのかを想像できるようになる。たとえば、同じコーヒーでも「忙しい朝に小さな余白をつくる一杯」を意識して話すだけで、受け取られ方がまったく違ってくる。そんな小さな変化が積み重なっていく感じです。 「機能を伝えるだけの販促に限界を感じている人」には、とくに刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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