
働き方5.0~これからの世界をつくる仲間たちへ~(小学館新書)
落合陽一
小学館 / 2020-06-08
この本について
仕事のことを考えていると、「結局、自分はシステムに使われてるだけなんじゃないか」と感じる瞬間がありませんか。便利なサービスに囲まれているのに、肝心の“自分の頭で考える力”だけがどんどん弱っているような、あの妙な不安です。僕自身、調べればなんでも出てくる時代に、じゃあ自分の価値ってどこにあるんだろうと立ち止まることがよくあります。 『働き方5.0』は、そのモヤモヤをいきなり解決してくれる本ではありませんが、視点を少しずつズラしてくれます。たとえば、知識を詰め込むよりも「自分だけの暗黙知をどう育てるか」に目を向けること。あるいは、コンピュータに置き換えられない“ジーンとするもの”をつくれる感性をどう保つか。さらに、自分のモチベーションをどこに置くかで、システムに使われる側にも使う側にもなりうるという感覚も、読み進めるほど実感として湧いてきます。 この本が刺さるのは、「スキルを増やしているのに、なぜか自分の輪郭がぼやけていく」と感じている人だと思います。未来予測の話をしているようで、実は“自分の考え方の芯をどう作るか”に向き合わせてくれる一冊です。抽象的な話が多いのに、不思議と日常の選択に落とし込みやすいのは、著者自身がテクノロジーの現場で迷いながら考えてきた言葉だからかもしれません。 僕も読みながら、「自分が本当に気になってしまう問題って何だろう」と何度も立ち返りました。そういう問いに向き合いたいタイミングの人には、かなり効くと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの14%が集中しています。
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