
第4の波 ~大前流「21世紀型経済理論」~
大前研一
小学館 / 2023-02-28
この本について
仕事の先行きが読めない時期って、自分のスキルがこのままで通用するのか、なんとなく落ち着かないですよね。特にAIの話題が増えるほど「結局、人間に何が残るんだろう」と考え込んでしまうことが僕もあります。肩書きとか会社の看板より、自分の“中身”をどう育てればいいのかが分からないまま時間だけが過ぎていく感じ。 この本が役に立つのは、そのモヤモヤを「今どこに波が来ていて、どこに立てば溺れずに済むのか」という視点に変えてくれるところです。AIが得意な領域と苦手な領域がかなり具体的に書かれていて、どんなスキルならまだ価値を生むのか、どこが人間の出番なのかが整理されます。構想力が重要だという話も、単なる精神論ではなく「こんな仕事はAIが苦手だから人間の構想が要る」という実務の話に落ちているので、読んでいて変に気負わずにすみました。また、RPAやスマホベースの事業構想みたいな“いまの現場で実際に使われている力”へ結びつけて語られているのもありがたくて、自分が次に何を学べばいいかの手がかりになります。 たぶんこの本が刺さるのは、「変わらなきゃと思っているけど、闇雲に動くのは違う気がする人」です。時代の大きな波を抽象的に語るのではなく、自分の働き方にどう接続すればいいのかを考える材料がちゃんと手元に残ります。僕自身も、肩書きではなく中身で勝負するという言葉を、ようやく現実的な意味で理解できた一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの53%が集中しています。
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