
経済参謀 ~日本人の給料を上げる最後の処方箋~
大前研一
小学館 / 2022-04-27
累計読者数4
平均ハイライト数 10件/人
推定読了時間 約4時間16分
star総合評価 43/100
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この本について
最近、仕事でも暮らしでも「このまま日本はどうなるんだろう…」と考えてしまう場面が増えました。自分の努力だけではどうにもならない構造の話になると、余計に手足が止まるんですよね。そんなときに読んだのが『経済参謀』で、国の課題を語る本に見えて、実際は自分の視野を整えてくれる一冊でした。 特に刺さったのは、著者が79歳になっても続けているという“問いを重ねる思考”。前提を洗い出し、仮説を置き、証拠で縦横から検証するという、ごく地味なのに本質的なプロセスです。社会課題の話を読んでいるのに、自分のキャリアや家計の判断にもそのまま転用できるのが面白いところでした。また、DXや少子化の話も「感情論ではなく、数字と現実を直視したらこうなる」という冷静な視点で、ニュースで流し見していた問題が急に“自分ごと”に変わります。 この本は、国をどうするかを語っているようでいて、「自分の働き方」「これからの生活設計」を考えるときの足場をつくってくれる内容でした。特に、現状の延長線に不安がある人や、社会の変化と自分のキャリアの距離感がつかめない人には刺さると思います。
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出版社による紹介
円安・物価高・低成長経済をどう立て直すか。 円安・株安・債券安の「トリプル安」に見舞われ、日本経済はますます混迷の度を深めている。その一方で、日本の労働生産性は上がらず、今や1人あたりGDPや年収で韓国の後塵を拝するまでになっている。その“敗因”を、著者は「変化できない国になったから」と喝破する。 〈このままだと日本は、繁栄した後に400年衰退したポルトガルやスペインと同じ道をたどるだろう。それを止めるためには「持続可能な日本」をつくる戦略、いわば日本経済のBCP(事業継続計画/ビジネス・コンティニュイティ・プラン)が必要である。その提案・提言が、本書の目的だ。〉(プロローグより) 日本の生産性を上げるには、企業や個人のみならず、国や地方の行政も一気にデジタル化する必要がある。 ところが、古い住基ネットをもとにした現在のマイナンバーカードは、不便な上にメリットが少なく、生体認証もないからセキュリティにも問題が多い。 著者は、“使えない”マイナンバーカードは、ゼロからつくり直すべきだと主張する。 〈もし私が首相だったら、自分が扱いやすい側近や子飼い官僚などではなく、ブレーンとして抜本的で効果的な対策を分析・立案できる若手の有能なエキスパートを集めた特別チームを作り、そこで決定したことを所管大臣に実行させる……。 ここに書いてあるような提言を実現してくれる政治リーダーと、もっと若くて行動力のある「経済参謀」の登場に期待している。〉(エピローグより) 今こそこの国には「参謀」が必要だ――。各国で経済アドバイザーを歴任した“名参謀”がわかりやすく解説する日本改造論の決定版。 (底本 2022年4月発行作品)
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