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シニアエコノミー ~「老後不安」を乗り越える~(小学館新書)

シニアエコノミー ~「老後不安」を乗り越える~(小学館新書)

大前研一

小学館 / 2023-10-02

累計読者数6
平均ハイライト数 16.8件/人
推定読了時間 約2時間49分
star総合評価 60/100
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この本について

最近、ニュースを見るたびに「この国の将来って本当に大丈夫なのか…」みたいな漠然とした不安がじわっと出てきます。制度が古いままなのに負担だけ増えていく感じや、若い世代の消費マインドが縮こまっていく状況を見ていると、どこか自分の生活ともつながっている気がしてしまうんですよね。 大前研一さんの『シニアエコノミー』は、そういうモヤモヤを現実的に言語化してくれる本でした。政府の補助金が市場を歪めている話や、出生率の低迷と家族制度の問題、低欲望社会が広がっていく背景など、「なんとなく変だと思っていたこと」が具体的な数字と構造で説明されていきます。読みながら、自分が抱えていた不安が単なる感覚ではなく、きちんと理由のあるものだったと整理されていく感じがありました。 同時に、この本は「悲観して終わり」にはしません。たとえば別荘の再生ビジネスやスキー場の統合運営のような事例を通じて、縮む社会の中でも新しい価値が生まれる視点を提示してくれます。シニア向けのアクティビティ設計や、孤立しがちな人をどう再接続させるかといった話も、遠い話ではなく自分事として読めました。 社会全体の話に見えて、じつは「これからの自分の選択をどう考えるか」という本でもあります。今の状況に薄い不安を抱えている人、特に働き盛りから50代以降のライフデザインを考え始めた人には静かに刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

超高齢社会を活性化させる「逆転の発想法」。 人口減少が進む一方で、総人口に占める65歳以上の割合が過去最高を更新し続ける日本。世界断トツの「超高齢社会」には課題が山積している。 だが裏を返せば、シニア世代の問題を解決することは大きなビジネスチャンスにつながる。日本の個人金融資産の6割以上はシニア層が保有しているからだ。この資産を日本の未来のために活用するにはどうしたらいいか──。 1000人以上の起業家を育てた「構想力の伝道師」が“日本の最有望市場”を解説。超高齢社会を活性化させ“シニアがキャッシュを生む”方法を伝授する「逆転の発想法」。 [目次より] はじめに──シニア世代こそ問われる「君たちはどう生きるか」 序章 「衰え続ける日本」のためにできること 第1章[シニアビジネスの発想法] 最後に「いい人生だった」と思えるか 第2章[マスからパーソナルへの転換] 「ソロ社会」日本の未来予想図 おわりに──定年後も「やりたいことは全部やれ!」 本書は、世界的経営コンサルタントの大前研一氏が主宰する経営者の勉強会「向研会」での講演と、週刊ポスト連載「ビジネス新大陸の歩き方」をもとに再構成。さらに、シニア世代が目指すべき生き方を論じた「はじめに」「おわりに」を書き下ろしで加筆しています。 (底本 2023年10月発売作品)
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