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NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧

NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧

諸富 祥彦

NHK出版 / 2013-08-28

累計読者数26
平均ハイライト数 19.3件/人
推定読了時間 約2時間5分
star総合評価 62/100
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この本について

最近、「なんでこんなに苦しいんだろう」「これって意味あるんだろうか」と、自分でもうまく扱えない悩みにぶつかることが増えている気がします。正直、逃げたい時もあります。でも、この本を読んでいて思ったのは、苦しみを“消そうとしなくていい場面もある”という視点でした。 フランクルは、悩みや苦悩を単なるマイナスとして扱わないんですよね。「何のための苦悩なのか」という問いを通して、人は苦しみを“通り抜ける”ことができると語ります。苦しむことそのものを肯定するわけではなく、そこから自分の役割や意味をつかむ力が人間には備わっている、という静かな確信があります。収容所の極限状態のなかでも、人が壊れずにいられたのは、未来に思い描く“誰かのため”“何かのため”があったからだという話は、読んでいてずっと頭に残りました。 個人的に刺さったのは、人生をこちらから問い詰めるのではなく、「人生から問われていることに応える」という姿勢です。自分の幸福を追いかけるのではなく、創造・体験・態度という三つの価値のどこで応えられるかを探すだけで、少し呼吸が楽になる感覚があります。 自分の悩みの扱い方に行き詰まっている人や、「この苦しさに意味はあるのか」と立ち止まってしまう人に、とても静かに効いてくる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

“何か”があなたを待っている。 “誰か”があなたを待っている。 ナチスによるホロコーストを経験した心理学者フランクル。彼は強制収容所という過酷な状況に置かれた人間の様子を克明に記録し、「人間とは何か」という普遍の問いにひとつの答えを見出そうとした。人は、何に絶望し希望するか。時として容赦なく突きつけられる“運命”との向き合い方を探る。姜尚中氏の特別寄稿も新たに収載!
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