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ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~

ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~

J・D・ヴァンス, 関根 光宏, and 山田 文

累計読者数7
平均ハイライト数 9.3件/人
推定読了時間 約8時間29分
star総合評価 53/100
menu_book精読型
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この本について

仕事でも家庭でも、自分の努力だけでは状況が動かない感じが続くと、「環境ってどこまで人を縛るんだろう」と考える瞬間がありませんか。怠けてるつもりはないのに結果が出ない人と、同じ空気の中で育っただけで前に進みにくくなる人。その境目がどこにあるのか、うまく言語化できずにもやもやしている人は多いと思います。 『ヒルビリー・エレジー』を読んで感じたのは、貧困や分断を「本人の努力不足」で片づけられない現実が、ひとりの生い立ちを通して具体的に見えてくることでした。若者が仕事を続けられない背景に、怠慢とは別の“空気”があること。大学に行くのが恥ずかしくも特別でもないという土地の価値観が、選択肢そのものを狭めてしまうこと。そして、自分を過小評価する癖が、能力の問題と混ざってしまうこと。抜粋を見ても、読者が強く反応しているのはまさにこの「環境が人の行動をゆっくりねじ曲げていく感覚」だと思います。 この本は、立場が違う相手を理解するための道徳教材ではなく、もっと現実的で、生活の手触りがある一冊です。環境が人をどう形づくるかを知ることで、自分のまわりの人の選択を少し違う角度で見られるようになるし、自分自身の「できなかった理由」にも少し説明がつく。その視点の変化が、一番の効き目だと感じました。 自分の努力だけでは説明がつかない停滞感を抱えている人に刺さる本です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ニューヨーク生まれの富豪で、貧困や労働者階級と接点がないトランプが、大統領選で庶民の心を掴んだのを不思議に思う人もいる。だが、彼は、プロの市場調査より、自分の直感を信じるマーケティングの天才だ。長年にわたるテレビ出演や美人コンテスト運営で、大衆心理のデータを蓄積し、選挙前から活発にやってきたツイッターや予備選のラリーの反応から、「繁栄に取り残された白人労働者の不満と怒り」、そして「政治家への不信感」の大きさを嗅ぎつけたのだ。トランプ支持者の実態、アメリカ分断の深層。
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