
不思議なくらい次々と自分に奇跡を起こす心の魔法40 (王様文庫)
諸富 祥彦
三笠書房 / 201309
この本について
なんとなく毎日うまくいっているはずなのに、心のどこかで「自分は不安定だな」「このままでいいのかな」と落ち着かなくなるときがあります。頭では前向きになりたいのに、気づいたら同じ言葉や思考ばかりぐるぐるしていて、ちょっとした他人の欠点にも過剰に反応してしまう。そんな日は、意外と誰にでもありますよね。 この本が面白いのは、無理に自分を鼓舞したり、ネガティブを押し込めたりしなくていいところです。むしろその逆で、「いま抱えている不安や停滞感は、生まれ変わる前のサインかもしれない」と視点を少しだけずらしてくれる。自動思考に振り回されているときでも、自分を否定せずに扱うことで、勝手にほどけていく部分があるんだな、と読んでいて腑に落ちました。それに、妙に気になるものや、心がチラッと動く瞬間を雑に扱わずに拾っていくと、偶然だと思っていた出来事が“自分で起こせるもの”として見えてくる感じがあって、小さな行動が自然に増えるのもこの本の良いところです。 さらに印象的だったのは、人へのイライラや不安の裏には、自分の押さえ込んできた部分が映っているかもしれないという指摘でした。他人や過去は変えられなくても、「いまの自分」には触れられる。そこに気づけるだけで、人との距離感が少しだけ柔らかくなるし、自分を責めすぎるクセもゆるむ気がします。 自分の内側で起きていることに丁寧に気づきたい人、そして「だんだん幸せになっている」というくらいの温度で前に進みたい人に、静かに寄り添ってくれる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
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