
#Z世代的価値観
竹田ダニエル
講談社 / 2023-09-28
この本について
最近、SNSを眺めているだけで気持ちがざわつくことが多いです。みんな軽やかに生きているように見える一方で、自分は「何を大事にしたらいいんだろう」「この価値観の変化についていけてないだけなのか」とモヤモヤする。仕事も恋愛も消費も、昔の正解がそのまま通用しない感じがして、どこに足場を置けばいいのか分からなくなる瞬間があります。 『#Z世代的価値観』を読んで感じたのは、その足場を新しく作り直すための“地図”みたいな役割をしてくれる本だということでした。たとえば、仕事に人生を丸ごと捧げるのは当たり前じゃないし、Quiet quittingのように距離を取ることも一つの選択肢だと教えてくれる。恋愛も、性別役割に縛られるのではなく、自分をケアできて初めて健康的に向き合える関係性がある、と視点をずらしてくれる。そして、消費に関しても「高いものを買うのが偉い」ではなく、dupe文化のように“賢く生き抜こうとする姿勢”にちゃんと意味があると説明してくれる。 どれも突き放した主張ではなく、自分の体調や気力が揺れがちな時でも「それでいいんだ」と思わせてくれる現実的な視点ばかりです。特に、メンタルヘルスをケアすることを弱さではなく勇気として捉える話は、今の空気感を丁寧に言語化してくれていると感じました。 「今の価値観の変化をちゃんと言葉で掴みたい人」に刺さる本です。自分の感覚が間違っていないのか確かめたいとき、そっと隣で状況を説明してくれるような一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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