
三流のすすめ
安田登
ミシマ社 / 20210626
累計読者数14
平均ハイライト数 17.7件/人
推定読了時間 約5時間7分
star総合評価 59/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 32%
この本について
仕事でも趣味でも、少し掘り下げようとすると「自分は飽きっぽいんじゃないか」とか、「なんで人より迷ってばかりなんだろう」とか、そんなモヤモヤが出てくることがあります。周りはスッキリ言語化して先に進んでいるように見えるのに、自分だけぐるぐる考えてしまう…。僕自身ずっとこの手の悩みを抱えてきました。 『三流のすすめ』は、そんな“ぐるぐる派”の人を否定しないどころか、その迷い方そのものに価値があるんじゃないか、と別の角度を見せてくれます。たとえば、すぐ満たさずに欲望を育てるという話。調べてわかった気になる前に、自分の中に残る「こひ」の感覚を大事にすることで、思考も経験も発酵していく。あるいは、人より飽きっぽいと感じる自分も、じつは「お腹いっぱいになるのが早いだけ」と捉えると、責める気持ちがふっと軽くなる。さらに、本に書いてあることを翌日忘れてしまうのも、単に“思う”時間が足りなかっただけだと気づくと、読み方そのものも変わります。 三流という言葉はネガティブに聞こえるけれど、ここで語られる三流は、肩の力が抜けていて、目移りしながらも自分のペースで深く潜っていく人のこと。評価軸に合わせて動くのがしんどい人や、道に迷いがちな自分をなんとか扱いたい人にとって、この本は静かに効いてくると思います。 とくに、「すぐ飽きる自分をずっと責めてきた人」には刺さる一冊です。
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出版社による紹介
三流=多流(いろいろなことができる人)。
□一つに決めない
□目標を持たない
□天才ではない
□ほとんどガマンしない
□評価されない
…こうした「ない」が、これからは尊ばれる!
古典の知恵と鋭い洞察が導く、今を生きるヒント。
本当は一流をめざすことができないのに、周囲の期待に流されてめざしちゃったりする人もいます。本当は人生を楽しむことが一番得意な人なのに、毎日がとてもつらくなる。そういう人は一流をめざすことはきっぱりやめて、三流にシフトしたほうがいいと私は思います。本書は、そういう方のための本です。――本文より
三流とは、一人ひとりの可能性を最大限に大切にする生き方。
ポストコロナ期の処世術にして希望の書。
目次
序章 三流のすすめ
第1章 これぞ三流!
第2章 螺旋的に生きる
第3章 『鶉衣』に学ぶ三流
第4章 三流の聖典『論語』
第5章 『中庸』は三流の実践書
第6章 『人物志』――才能や資質の見分け方
第7章 道徳・法・術――『人物志』が説く三材
第8章 「国の身体」となりうる三流人
第9章 三流的生き方・実践編
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