
役に立つ古典 NHK出版 学びのきほん
安田登
この本について
最近、人の気持ちや自分の不安に向き合おうとすると、頭だけが忙しくなってしまうことがありませんか。考えても考えても整理できなくて、「このモヤモヤってどこから来てるんだろう」と立ち止まってしまう感じ。僕も同じで、そんなときに古典の本を開くと、意外なところから視点が動き出すことがあります。 『役に立つ古典』は、知識として古典を覚えるというより、「自分の外側に脳を置いてみる」感覚をくれる本でした。たとえば一つの漢字を持ち歩いて一週間過ごしてみるという話が出てきますが、これが意外と効くんです。考えごとを頭の外に置けると、余白みたいなものができて、不安の質が少し変わる。また「死」や「黄泉」のような言葉が、昔の日本人にとっては今ほど絶対的ではなかったという説明もあって、自分が勝手に“揺らいではいけない前提”を抱えていたことに気づかされました。 そしてこの本が何よりやってくれるのは、古典を“問題を予防する道具”ではなく、“転んだあとに貼れる絆創膏”として紹介してくれるところです。完璧じゃなくていいし、先回りできなくてもいい。ただ、どこに戻れば少し呼吸が整うのかを知っておけるだけで、日々の不安の扱い方がやわらかくなる。 考えすぎてしまう人、言葉の奥にある感覚をもう一度確かめたい人には、じんわり刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt
古典を読む!―週刊東洋経済eビジネス新書No.83
週刊東洋経済編集部、桑原 幸作、武政 秀明、宇都宮 徹、山田 雄大、福田 恵介、高橋 志津子、吉川 明日香、並木 厚憲、堀越 千代、大塚 博子、石井 和貴子、中野 法子、筒井 幹雄、小林 由依

知の巨人が選んだ世界の名著200 (宝島社新書)
佐藤優

「あらすじ」だけで人生の意味が全部わかる世界の古典13 (講談社+α新書)
近藤康太郎

古典が最強のビジネスエリートをつくる
齋藤 孝

本が読めない33歳が国語の教科書を読む やまなし・少年の日の思い出・山月記・枕草子
かまど、みくのしん
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要



