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本が読めない33歳が国語の教科書を読む やまなし・少年の日の思い出・山月記・枕草子

本が読めない33歳が国語の教科書を読む やまなし・少年の日の思い出・山月記・枕草子

かまど、みくのしん

大和書房

累計読者数3
平均ハイライト数 3.7件/人
star総合評価 30/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 21%

この本について

年を重ねるほど、「昔読んだはずの名作が全然頭に入ってこない」とか、「難しい文章を前にすると急に自信がなくなる」みたいな場面が増えませんか。仕事の資料でも、小説でも、読む前から身構えてしまうというか。分からない言葉が出てきた瞬間に、自分の理解力ごと試されている気がしてしまうんですよね。 この本は、そんなモヤモヤに対して、肩の力がすっと抜ける読み方を見せてくれます。例えば、単語が分からなくても句点まで走り切ると全体のニュアンスが見えてくる、という会話があるのですが、それだけで「あ、読み切っていいんだ」と許された気持ちになれます。難しい語彙を、登場人物が恥ずかしい感情を隠すための“鎧”として読む視点も、古典を自分ごとに手繰り寄せられる感じがあって面白い。さらには、文語の古さを「平安時代の方言」と思えば案外読める、という発想の転換もあって、意味が分からなくてもページを踏み外さずに進める感覚が生まれます。 何より刺さるのは、「トラになりたくないのに、なってしまう自分」の話です。作品の解釈というより、読んだ側の揺れや弱さまで含めて語ってくれるから、自分の“ああいうところ”と静かにつながる。名作と向き合うというより、名作を鏡にして自分の姿をのぞき込む、そんな時間になります。 古典や難しい文章に苦手意識があるけれど、読み方のヒントがほしい人に特に刺さると思います。

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