
〈銀の匙〉の国語授業 (岩波ジュニア新書)
橋本 武
岩波書店 / 2012-03
累計読者数3
平均ハイライト数 26.3件/人
star総合評価 74/100
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この本について
仕事でも勉強でも、「苦手意識」に足を止められる瞬間ってありますよね。相手がいるわけでもないのに、作文や文章になると急に体が固まる感じ。がんばって読んでいるのに、内容が自分の中を素通りしていくような虚しさもあると思います。僕自身、書くことも読むことも好きなはずなのに、なぜか避けたくなる日があるのでよく分かります。 『〈銀の匙〉の国語授業』は、そんなモヤモヤに対して「もっと肩の力を抜いていい」と言ってくれる本でした。たとえば、作文が苦手だと感じるあの感覚は、相撲の相手のように実体があるものではなく、自分が自分を怖がっているだけかもしれないという指摘。これを読んだ瞬間、思い込みに飲まれていただけの場面がどれだけあったか思い返しました。また、古文や文章を読むときに、ただ受け身になるのではなく、作者の行動を追体験したり、自分なりの表題をつけたりして「能動的に入り込む」という姿勢は、そのまま仕事の資料読みや企画づくりにも応用できます。 さらに、読むことをそのまま書くことにつなげるという考え方も印象的でした。読後に自分の言葉で少しでも書いてみる。それが日記でも感想でもよくて、きれいにまとめる必要もない。そういう小さな積み重ねが、気づけば自分の思考の筋力になるんだと腑に落ちました。 勉強法の本というより、「言葉との向き合い方をもう一度組み直したい人」に刺さる一冊だと思います。
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多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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出版社による紹介
灘校で中学3年間をかけて『銀の匙』1冊を読みこむという授業を続けてきた伝説の教師による教育論。
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