
ひとつずつ、ひとつずつ
アン・ラモット
Pan Rolling Inc / 2014-01-03
累計読者数8
平均ハイライト数 11.6件/人
推定読了時間 約3時間55分
star総合評価 52/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 29%
この本について
書こうとすると手が止まる時ってありますよね。材料はあるのに形にならないとか、自分なんかが書いていいのか分からなくなるとか。僕もよくそこで迷うんですが、『ひとつずつ、ひとつずつ』を読んでいると、その行き詰まりの背後にある不安や過剰な期待みたいなものが、少しずつほどけていく感じがありました。 この本が効くのは、「うまく書く」より前に「自分の視点に戻る」感覚を思い出させてくれるところです。たとえば、子ども時代を思い出してみるという提案は、技巧より観察と感受性のほうが先なんだと気づかせてくれるし、誰にも見せなくていい第一稿の話は、理性より直観に任せる余白を取り戻すきっかけになります。キャラクターを動かす時も、正解を探すんじゃなくて耳を澄ませるように書けばいい、という視点がすごく楽なんです。 それに、書くこと自体を「注意を向ける営み」として捉える姿勢も心に残ります。派手な成果や評価ではなく、今の自分が気になっているものを言葉にしていくこと。それが誰かの灯台になるかどうかは結果論で、まずは自分の足元に光を置くように続けていけばいい。そう言われると、書くことが急に手の届く行為に変わるんですよね。 書きたい気持ちはあるのに足がすくむ人、自分の声を信じ切れないまま立ち止まっている人に、とても静かに刺さる本だと思います。
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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出版社による紹介
本書は小説家アン・ラモットが自らの人生を通して得てきた、ほかの小説の書き方本では教えてくれない出版の真実や、小説の着想を得る方法、キャラクター、舞台設定の作り方はもちろん、スランプに陥ったときの対処法や、書いているときに頭のなかで何が起こるかといった小説家の内面をえぐるものまで、「書く」ことの意味をあらゆる面から追求していきます。
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