
一九八四年 (ハヤカワepi文庫)
ジョージ・オーウェル, 高橋 和久, and 高橋和久
河出書房新社 / 2019-12-24
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推定読了時間 約2時間16分
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この本について
日々、生きづらさの理由がはっきりしないまま、なんとなく「自分の感覚が正しいのか分からない」と不安になることってありますよね。周囲の空気に合わせるほど、自分の内側だけが置いていかれる感じが強くなる。最近そういう相談をよく受けるのですが、正直ぼく自身も同じところでつまずきがちです。 『一九八四年』を読み返していて強く思ったのは、登場人物たちが「他人に奪われない感覚」をどう守ろうとするのか、その必死さが妙に現実的だということでした。自由とは二足す二が四だと言えること、という一文は有名ですが、読者が保存していたのはむしろ、もっと小さな、もっと人間くさい瞬間なんですよね。愛情と欲望が混ざってしまう混乱だったり、誰にも見せられない心の奥だけは攻め落とされないという静かな抵抗だったり。そこに、自分の感覚を取り戻すヒントがある気がします。 特に刺さるのは、彼らが「勝ち目はないけど、ましな敗北を選ぶ」という姿勢です。完璧な解決じゃなくても、自分だけは嘘をつかないという踏ん張り方があること。合理的でも効率的でもないけれど、こういう小さな誠実さでしか支えられない瞬間って、日常にも確かにあると思います。 自分の感覚を手放したくない人に向いています。
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出版社による紹介
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 今読むべき2篇の名作を奇跡のマンガ化――世界で愛される村上春樹の恋愛短篇「螢」と、G・オーウェルが超管理社会到来を予言したディストピア長篇「一九八四年」!解説・柴田元幸
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