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勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版 (文春文庫)

勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版 (文春文庫)

千葉 雅也

文藝春秋 / 2020-03-10

累計読者数176
平均ハイライト数 23件/人
推定読了時間 約3時間14分
star総合評価 71/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 33%

この本について

人と話していて、「なんで自分だけ場に馴染めないんだろう」とか、「みんなは自然にできているのに、自分はいつも一拍遅れるな…」みたいなモヤモヤってありませんか。仕事でも、家族でも、昔からの友人関係でも、そこにある“ノリ”に合わせて動いているはずなのに、ふと立ち止まると、自分が何を基準に動いているのか分からなくなる瞬間があります。 千葉雅也さんの『勉強の哲学』は、そういう違和感を「間違い」ではなく、「そこからが勉強の入り口」として扱ってくれます。周りのノリに自然に馴染めていた自分がうまく振る舞えなくなる、その小さな“ズレ”をあえて大事にする発想がこの本の核心です。言葉を玩具のように扱ってみるとか、少しノリの悪い発言をしてみるとか、日常の中での“わざと立ち止まる”行為が、これまでの自分を壊しながら視野を少しずつ広げてくれます。読者の抜粋にも多かった「これまでのバカができなくなる」という表現は、まさにその瞬間のことを指しているように思います。 僕自身、環境の流れにうまく乗りすぎて、自分が何を選んでいるのか分からなくなる時期がありました。この本は、あのとき感じていた閉塞感に対して、「別のノリに出ていく自由は、誰にでもある」と静かに示してくれた一冊です。深い勉強というと堅苦しいですが、実際はもっと生活に近くて、たとえば見慣れた言葉を違う角度から眺め直すだけでも、環境との距離の取り方が変わります。 「周りに合わせるのは得意なのに、自分の基準がどこにあるか分からない」という人に、特に刺さる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「勉強」が気になっているすべての人へ! 勉強ができるようになるためには、変身が必要だ。 勉強とは、かつての自分を失うことである。 深い勉強とは、恐るべき変身に身を投じることであり、 それは恐るべき快楽に身を浸すことである。 そして何か新しい生き方を求めるときが、 勉強に取り組む最高のチャンスとなる。 日本の思想界をリードする気鋭の哲学者が、 独学で勉強するための方法論を追究した本格的勉強論! 文庫本書き下ろしの「補章」が加わった完全版。 解説・佐藤優 ※この電子書籍は2017年4月に文藝春秋より刊行された単行本を基にした増補文庫版を底本としています。
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