
書くための文章読本(インターナショナル新書) (集英社インターナショナル)
瀬戸賢一
集英社 / 2019-12-11
累計読者数9
平均ハイライト数 4.8件/人
推定読了時間 約2時間28分
star総合評価 38/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%
この本について
文章を書いていると、「なんとなく言いたいことはあるのに、うまく形にできない」「書き始めたら敬体と常体がぐちゃっと混ざってしまう」みたいな小さなつまずきが積み重なることが多いですよね。自分でも原因がわからなくて、手が止まる時間が長くなるあの感じ、けっこうしんどいです。 『書くための文章読本』は、そのモヤモヤを“技術の問題”として一度受け止め直させてくれる本でした。たとえば「が」で文をつなぐとき、デス・マスなら文1の文末も敬体で処理する、という当たり前に見えて実はできていないポイントを拾ってくれます。さらに、文末の時制を少し動かすだけで視点が切り替わって読者の距離感が変わる、という実例が多いのも助かりました。文章を「カメラワーク」として捉える視点は、抽象論じゃなくて手触りのある変化が起きるところが好きです。 また、主体性をどう上げるか、どの程度語り手を前に出すのか、という迷いにも寄り添ってくれます。五感の開き方や「いま・ここ・私」の置き方まで踏み込んでくれるので、書き手としての立ち位置を微調整する感覚が得られました。文章が平坦になりがちな人ほど効きます。 書くたびに「これでいいのか…」と迷い続けている人に刺さる一冊です。
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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出版社による紹介
日本語の文章で力点が置かれるのは圧倒的に文末。文末は、文の全体に書き手の意思を伝え、情報の核を据えるところ。そして、もっとも記憶に残りやすい。だから文章におけるパンチの効かせどころだと著者は説く。ところが日本語では最後に動詞がくるので、付け足しがしにくく、その大切な文末が弱い。さらに「です」「だ」などが連続して単調になりがちだという弱点もある。これらをどう解決するか。『日本語のレトリック』『メタファー思考』などのベストセラーがある言語学者が向田邦子、筒井康隆、井上ひさしなどの名文を引いて丁寧に構造を分析し、わかりやすく解説。プロの文章テクニックが身につき、伝わる文章が書けるようになる、まさに「書くための」文章読本。また引用されたバラエティに富む名文で、日本語の美しさや豊かさ、作家の技が堪能できる。実践的でありながら楽しい1冊! ○斎藤美奈子氏(文芸評論家)推薦! 「日本語のお荷物「文末」が、かくもエキサイティングだったとは!」
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