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社会の今を見つめて-TVドキュメンタリーをつくる (岩波ジュニア新書)

社会の今を見つめて-TVドキュメンタリーをつくる (岩波ジュニア新書)

大脇 三千代

岩波書店 / 2012-10

累計読者数4
平均ハイライト数 1件/人
推定読了時間 約4時間12分
star総合評価 17/100
boltライト読書型
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この本について

情報を追っているはずなのに、どこか「肝心なところが見えないまま」流されている感じってありますよね。ニュースに触れても、何が公平で、何が偏りなのか、自分の中で整理がつかないまま終わってしまうことが多い。わたしも同じで、結局のところ“自分の視点の限界”にいつも引っかかっていました。 この本が少し違ったのは、中立とか公平をきれいごとで語らず、「声が届かない人が確実に存在する」という現実から話を始めてくれるところです。記者は社会のための役割を背負って現場に入る、と書かれているのを読むと、報道への信頼という抽象ではなく、自分がどの情報を拾えていないのかを考えるきっかけになる。たとえば“弱い立場の人の声は、そもそも表に出られないことがある”という当たり前のことを、具体的な状況として思い浮かべられるようになりました。 もう一つ、この本が効いたのは「複数の視点を持つって、こういうことか」と腑に落ちたところです。取材の際にいろんな立場の人に会うという話はよく聞くけれど、その背景に“判断を誰かに委ねず、自分で確認する姿勢”があると知ると、日常の情報の受け取り方にもすぐ応用できる。SNSで見た意見を鵜呑みにしない、といった地に足のついた態度に結びついていきます。 社会の見方を少し現実的に整えたい人、特に「中立って何だろう」と立ち止まったことがある人には静かに刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

日常に潜む現代社会のひずみをていねいにすくい取り、TVドキュメンタリーに仕上げ問題提起をしてきた著者。報道記者として夜の町、事故現場、かつての戦場や産科病棟等で見たもの、聞いたことを通し、今社会で何が起き、私たちの暮らしとどう関わっているかを語る。いかに生きるかを考えさせられる一冊。
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