
感情は、すぐに脳をジャックする
佐渡島庸平, 石川善樹, and 羽賀翔一
学研プラス / 2021-12-16
この本について
仕事でちょっとしたことでイラッとしたり、家に帰っても理由のわからないモヤモヤが残ったままの日ってありますよね。僕も「なんでこんな気分なんだろう」と考えてみても、結局よく分からないまま翌日に持ち越すことが多くて。なんとなく感情に振り回されている自覚はあるのに、扱い方の手がかりが見つからない。そんなときに読んで助かったのが、この『感情は、すぐに脳をジャックする』でした。 この本が面白いのは、「怒りにこう対処しよう」みたいな即効薬ではなく、そもそも自分が何を感じているのかを認識できていない、という前提から話が始まるところです。感情を点ではなく波として捉える視点や、「怒りの裏にある期待」に気づくプロセスは、日々の判断や言動を振り返るときにすごく効きました。あと、感情に善悪をつけずに扱う姿勢があるので、「ネガティブをなくさなきゃ」と力む必要がなくなります。むしろ、淡々と受け入れることで変化が起きる、という感覚に少し救われました。 特に、感情を細かく言語化するために「感情の輪」を使ったり、一日の終わりに起きた感情の波を軽く思い返すだけで、翌日の行動が変わるのを実感しました。自分の内側を整えるってこんな地味な作業なんだな、と逆に安心できた本です。 自分の感情に鈍くなっている気がする人、気づけば同じパターンで落ち込んだり怒ったりしてしまう人には、静かに刺さると思います。
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ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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