ヨムナビ
難しい本を読むためには (ちくまプリマー新書)

難しい本を読むためには (ちくまプリマー新書)

山口尚

筑摩書房 / 20220808

累計読者数14
平均ハイライト数 23.7件/人
star総合評価 69/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 45%

この本について

難しい本を前にすると、最初の数ページで「結局、何が言いたいんだろう…」と迷子になることがよくあります。読書会でも話が横にそれていき、結局テキストそのものに戻れないまま終わることがあって、読むこと自体の筋道がわからなくなるんですよね。僕も長いあいだ、理解できないのは自分の頭が悪いからだと勘違いしていました。 『難しい本を読むためには』が助けてくれたのは、「読み方そのもの」を地に足のついた形で示してくれた点です。とくに《全体と部分を行き来する》読み方は、抽象的な本を読むときの焦りをかなり減らしてくれました。全体像をつかめていない不安のまま読み進めず、必要なところで立ち止まり、また全体に戻る。その往復を許すだけで、意味の取り違えがぐっと減ります。また、書き手の主張を「自分の中に居場所としてつくる」という視点も大きかったです。他人の主張をただ追いかけるのではなく、どこが自分に関係するのかを探すことで、読書が他人事で終わらなくなります。 テキストから離れての空中戦ではなく、文章そのものの論理から筋を拾い直す姿勢も、この本が何度も繰り返し教えてくれるところです。難しい本を読むたびに挫折してしまう人や、古典を前にすると腰が引けてしまう人にはかなり刺さると思います。読めるようになることが目的というより、読みながら自分が変わっていく過程にそっと寄り添ってくれる一冊です。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

山口尚の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ページを開いてもわからないものはわからない。そんな本に有効なのは正攻法の読み方だ。キーセンテンスの探し方から読書会まで、いままでにない読書法を教えます。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要