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日本哲学の最前線 (講談社現代新書)

日本哲学の最前線 (講談社現代新書)

山口尚

講談社 / 2021-07-14

累計読者数16
平均ハイライト数 46.8件/人
推定読了時間 約2時間29分
star総合評価 74/100
menu_book精読型
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この本について

仕事でも日常でも、自分の意志で動いているつもりなのに、どこか環境に振り回されている感じが抜けないことがあります。頑張ってコントロールしようとするほど逆に苦しくなる、あの手応えのなさ。僕自身もそこでよく足が止まります。 『日本哲学の最前線』は、そのモヤモヤを「弱さ」や「怠さ」ではなく、人間が本来もっている不自由さとして正面から扱います。といっても悲観に寄るわけではなく、不自由を丁寧に見つめることで、むしろ自由の輪郭がはっきりしてくる。たとえば、中動態という視点を通すと「行為している自分」ではなく「行為の流れに巻き込まれている自分」が見えてきて、コントロールとは別の仕方で希望をもつ感覚がつかめてくる。また、千葉雅也や國分功一郎の議論を軸に、「ノリ」から距離を取るアイロニーや、勉強が自分をどこへ連れていくかわからないまま続けるしかないという考え方など、現実の行動に落とし込めるヒントが多いです。 僕にとってこの本のいちばんの効き目は、「うまくやろう」と力む前に、自分がどんなコードの中に立っているのかを一度見直す余裕が生まれたことでした。特に、環境や他者との関わりのなかで自由を捉え直したい人にはすごく刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

國分功一郎、青山拓央、千葉雅也、伊藤亜紗、古田徹也、苫野一徳…… 哲学の最前線の旗手たちが「いま考えていること」がこれ一冊でわかる! 私たちを縛りつける不自由と向き合う、本当の自由のための哲学。 * * * [本書の内容] 第一章 「する」と「される」の外部へ――國分功一郎『中動態の世界』 第二章 二人称のコミュニケーションと無自由の極北――青山拓央『時間と自由意志』 第三章 非意味的切断の実践哲学――千葉雅也『勉強の哲学』 第四章 身体のローカル・ルールと生成的コミュニケーション――伊藤亜紗『手の倫理』 第五章 常套句の思考停止に抗うこと――古田徹也『言葉の魂の哲学』 第六章 エゴイズムの乗り越えと愛する意志――苫野一徳『愛』
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