
哲学入門
三木 清
ゴマブックス株式会社 / 2016-12-29
この本について
仕事でも生活でも、ふと「自分って環境に振り回されてるだけなんじゃないか」と感じる瞬間がありますよね。頑張っているつもりでも、状況が変わらないと自分も変われないような気がして、どこに手をつければいいのか分からなくなるあの感じです。 三木清『哲学入門』は、そんなモヤモヤをいきなり解消してくれる本ではありませんが、「あ、視点をちょっと動かすだけでこんなに世界の見え方が変わるのか」と気づかせてくれる一冊でした。たとえば、この本では“環境に働きかけることは同時に自己に働きかけること”だと繰り返し語られます。自分を変えたいなら、まず外側の小さな行動や道具を変えるところから始まる。その当たり前が、実は全然できていなかったなと刺さりました。また“経験は実験である”という視点も、日々のトライを「失敗か成功か」で判断してしまう癖をやわらげてくれます。思ったようにいかなかった日も、実験として見ると少し身軽になれる感じがしました。 さらに、“哲学は現実の中から考える”という姿勢も印象的で、机上で理屈をこねる話ではなく、今の生活や仕事の場から考え直すための足場をくれるんですよね。難しい言葉もありますが、読んでいるうちに「自分の毎日そのものが思考の材料なんだ」と静かに腹落ちしていきます。 自分の状況をなんとなく受け身で過ごしてしまいがちな人、あるいは「行動」と「考えること」の距離感に迷っている人には、特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの56%が集中しています。
読書の順序
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