
人生論ノート 他二篇 (角川ソフィア文庫)
三木 清
KADOKAWA / 2017-03-25
累計読者数6
平均ハイライト数 4件/人
推定読了時間 約3時間12分
star総合評価 46/100
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この本について
最近、怒りの扱い方や、人との別れに向き合う感情がうまく整理できないまま、ただ日々が過ぎていく感じがある…という話をよく聞きます。僕自身も、イライラが積もったり、身近な人の死がふと頭をよぎったりして、どう受け止めればいいのかわからなくなることがあります。 三木清の『人生論ノート』は、その抽象的なモヤモヤを、驚くほど具体的な感覚に落としてくれる本でした。たとえば怒りについて、単なる「悪い感情」として片づけず、そこに自分の輪郭がにじむ瞬間がある、といった視点をくれる。だからこそ、気分に振り回される怒りと、自分を守るための怒りの違いがゆっくり見えてきます。また、感情を整える方法が精神論ではなく身体の扱い方にある、という指摘は、自分の行動を変えやすい実感として残りました。 さらに、旅や死について語られる部分では、「日常から少し離れると、自分の足元が見えてくる」という静かな気づきが続きます。別れが増えるほど生の感触が変わる、という感覚に少し心当たりがある人には特に深く刺さるはずです。 じっくり噛みしめながら、自分の内側を静かに整えたい人に向いている一冊だと思います。
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出版社による紹介
如何に生きるか?生きるとは何か?愛と死、幸福と嫉妬、瞑想と懐疑、孤独と感傷、虚栄と名誉心、利己主義と偽善、旅と個性…、透徹した真摯な眼差しで人生の諸相を思索する。 近代と現代の狭間で人生の処し方・生きざま・死生観が問われた時代に書かれた、今なお読み継がれる畢生の論文集。 『人生論ノート』/死について/幸福について/懐疑について/習慣について/虚栄について/名誉心について/怒りについて/人間の条件について/孤独について/嫉妬について/成功について/瞑想について/噂について/利己主義について/健康について/秩序について/感傷について/仮説について/偽善について/娯楽について/希望について/旅について/個性について/後記 ほか、『語られざる哲学』、自分の娘へ当てた書簡『幼き者の為に』所収。 解説/岸見一郎
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