
どうせ死ぬのになぜ生きるのか 晴れやかな日々を送るための仏教心理学講義 (PHP新書)
名越 康文
この本について
最近、気づいたら心の中がざわついていて、「いま目の前のこと」にちゃんと触れられていない気がする…そんな感覚が続くことがあります。仕事の判断も、人との距離感も、よく考えたつもりで結局は癖や習慣に流されているだけなんじゃないか、と不安になることもあります。頭では落ち着きたいと思っているのに、気がつくと未来の心配や過去の失敗に引っ張られてしまうんですよね。 この本は、そういうときにちょっと視点を戻してくれます。例えば、怒りや不安みたいな強い感情も「心の働きであって自分そのものではない」という捉え方を知ると、いま感じている不安の輪郭が少し変わって見える瞬間があります。また、文体が荒れてくるように、心も放っておくとどんどん濁っていくという話は、毎日の小さな習慣を見直すきっかけになりました。特別な修行というより、「いま、ここ」を丁寧に扱うだけで意識の解像度が上がり、心がパッと切り替わることがある、と著者は繰り返し語っています。 読み終えて感じたのは、仏教というより“実生活の中でどう心と付き合うか”の本に近いということです。誰かに導かれるのではなく、子供が周囲と戯れながら学ぶように、自分の状態をそのまま観察していく。その積み重ねが気づいたら生き方の癖を変えてくれる。そんな地味だけど確かな働きが、この本にはあります。 「感情と自分を切り離して考えるのが苦手な人」に特にしっくり来ると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt
自分を変える気づきの瞑想法【第3版】: ブッダが教える実践ヴィパッサナー瞑想
アルボムッレ・スマナサーラ

「私」という夢から覚めて、わたしを生きる: ~非二元・悟りと癒しをめぐるストーリー~
中野真作

心配事の9割は起こらない―――減らす、手放す、忘れる「禅の教え」 三笠書房 電子書籍
枡野 俊明

仏教は宗教ではない ~お釈迦様が教えた完成された科学~ 仏教は宗教ではない 前編
アルボムッレ スマナサーラ and イケダ ハヤト

からっぽ! 10分間瞑想が忙しいココロを楽にする
アンディ・プディコム(著)/満園真木(訳)
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要
