
友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える (ちくまプリマー新書)
菅野仁
筑摩書房 / 20080307
累計読者数24
平均ハイライト数 11件/人
star総合評価 59/100
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この本について
人間関係って、距離を詰めるのも離すのもむずかしいですよね。職場でも学校でも、「合わない人とどう共存するか」で疲れてしまうことが多いけれど、そもそも他者は自分とは違う存在だと思えるまでが長い道のりだな、とよく感じます。つい「わかってほしい」「もっとこうしてほしい」と期待しすぎて、勝手に傷つくこともありますし。 『友だち幻想』は、そういうモヤモヤに対して「大人の関係づくりってこういうものかもしれない」という視点を静かに置いてくれる本でした。たとえば、気が合わない相手には無理に近づかず、ぶつからない距離で同じ空間を共有するという考え方。冷たく感じるかもしれないけれど、むしろお互いを守る現実的な選択なんだと腑に落ちました。また、「上には上がいる」と知ることでルサンチマンに飲み込まれにくくなる、という話も自分の心の動きを扱いやすくしてくれます。「やりすごす」という姿勢を言語化してくれるのがありがたいところです。 他者は脅威にもなるし、あじわいの源にもなる。その二重性を前提にしたうえで、どう関係をつくり、どう距離をとるか。ここを押しつけずに考えさせてくれるので、読後にちょっと肩の力が抜けました。 人との距離感にずっと悩んできた人ほど、静かに効いてくると思います。
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出版社による紹介
全国1000人以上の先生が選んだ、中高生にいま一番読んでほしい本
「キミに贈る本(キミ本)大賞」(読売中高生新聞主催)第1位!
NHK「おはよう日本」
日本テレビ系列「世界一受けたい授業」(又吉直樹さん)
TBS系列「林先生が驚く初耳学!」
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各メディアで紹介されて話題沸騰! !
「みんな仲良く」という重圧に苦しんでいる人へ。
人付き合いのルールを知り少しの作法を身に付けるだけで、複雑な人間関係の中で必要以上に傷つかず、しなやかに生きられるようになる処方箋のような本!
友だちは何よりも大切。でも、なぜこんなに友だちとの関係で傷つき、悩むのだろう。人と人との距離感覚をみがいて、上手に“つながり"を築けるようになろう。
「みんな仲良く」という理念、「私を丸ごと受け入れてくれる人がきっといる」という幻想の中に真の親しさは得られない! 人間関係を根本から見直す、実用的社会学の新定番書。
これでもう、「みんな仲良く」のプレッシャーとはさようなら。
【反響の声、ぞくぞく! 】
まずは目次を見てほしい。
友だち、人との付き合い方のすべてが書かれています。
この本に書かれているのは、生きていくために大切なことのすべてです。
人間関係とは何か。どうすればいいか。
カンタンで深い答えがここにあります。
齋藤孝さん(明治大学教授)
わたしは、人付き合いが苦手。
でも「他者と共存することはできる」とこの本は教えてくれました。
多くの人が独りでいたいし、皆といたい……
そんな矛盾の原因と対処法を教えてくれる本です。
壇蜜さん(タレント)
近いと大変で遠いとさびしい他人との「間合い」のとり方。
共感という幻想から自由になる方法。
刊行から10年の「現代の古典」には、生きる上で大切な「心の智慧」が詰まっている。
茂木健一郎さん(脳科学者)
私たちは世間という幻想の中に住んでいる。
中でも厄介な「友だち」について、これほど明快に解説した本は他にない。
読めば心が軽くなる。世界がスッキリ見えてくる。
小島慶子さん(エッセイスト)
かつて同調圧力に服する共同体的な作法は、生存戦略と結びついたリアリズムであった。
だがシステムが生存戦略を用済みにした今、意外にも若者の同調圧力は強くなるばかり。作法を知らずに多様性が不安なのが背景だ。
本書は不安を超えるべく新たな作法を示す。
これを読めばあなたの人生は変わるはずだ。
宮台真司さん(社会学者)
『友だち幻想』は、ひとりを怖がり、だけど人と繋がっていることに息苦しさを感じている人=わたしに必要な一冊だった。
南沢奈央さん(女優)『サンデー毎日』2018年8月19-26日夏季合併号
お互いを縛る、窮屈な友だち関係になっていませんか?
自分たちの「関係」を見つめなおす視点を、菅野さんは鮮やかに提示してくれます。
西研さん(哲学者)
目次
第1章 人は一人では生きられない?
第2章 幸せも苦しみも他者がもたらす
第3章 共同性の幻想―なぜ「友だち」のことで悩みは尽きないのか
第4章 「ルール関係」と「フィーリング共有関係」
第5章 熱心さゆえの教育幻想
第6章 家族との関係と、大人になること
第7章 「傷つきやすい私」と友だち幻想
第8章 言葉によって自分を作り変える
読んだ内容を、もう忘れない。
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