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「人間嫌い」の言い分 (光文社新書)

「人間嫌い」の言い分 (光文社新書)

長山 靖生

累計読者数6
平均ハイライト数 1.8件/人
推定読了時間 約4時間30分
star総合評価 31/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 16%

この本について

人間関係って、距離の取り方がいちばん難しいところだと思います。仕事でもプライベートでも、「付き合いだから」「みんなそうしてるから」という理由だけで動く場面が多くて、なんとなく自分の輪郭が曖昧になる感覚が残るんですよね。無理に社交的であろうとすると、逆に疲れてしまう人も多いはずです。 この本は、いわゆる「人間嫌い」を肯定するわけではないのですが、人との関わりをもう少し丁寧に見直すための材料をくれます。たとえば、匿名の多数派に流される息苦しさを言語化してくれたり、「友達が少ないことより、自分が曖昧になることのほうがよほどつらい」という視点を示してくれたり。過度なお付き合いが文化や思考をむしろ貧しくする、という指摘も、日々の会議や雑談で感じていた違和感に静かに合流してきます。 読み終えると、「人と距離を置きたいと思うときがあっても、それは別に不自然ではない」と、少し肩の力が抜けます。多数派の常識にうまく馴染めない自分を、必要以上に責めなくていいと思わせてくれる一冊です。 特に、周囲とほどよく距離をとりたいのに、どこまで離れていいのか悩んでしまうタイプの人に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「人間嫌い」というのは、いくらか偽悪的な言い方だが、仲間に甘い顔をせず、自分の信念を押し通す人間は、日本社会ではこう呼ばれる。それが現実である。それなら、人間嫌いでいいではないかというのが、まず私の出発点だった。そうやって「人間嫌い」を標榜してみると、意外とこれがけっこう楽しい。少なくとも楽である。友達がいないと不便かもしれないが、別に恥ずかしくはない。恥ずべきは自分がいないことである。自分がいてこそ、はじめて本当に他者とかかわれる。変わり者の多かったあまたの文士の生き方などを引きながら、煩わしい人間関係や世間との距離の取り方を説く。
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