
恋愛論(新潮文庫)
スタンダール and 大岡 昇平
講談社 / 1986-05-08
累計読者数4
平均ハイライト数 21件/人
推定読了時間 約3時間43分
star総合評価 50/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 11%
この本について
恋愛のことで頭がいっぱいになると、自分でも驚くほど不自然な振る舞いをしてしまうことがあります。普段なら軽くやり過ごせる会話がぎこちなくなったり、帰り道に「もっと普通に話せたら…」と後悔したり。相手のちょっとした表情に必要以上の意味を見て、気持ちが振り回されるのもよくある話だと思います。 『恋愛論』は、そんな混乱を整理してくれるタイプの本でした。恋をすると、ものの見え方そのものが変質するという冷静な説明が続いていくのですが、その語り口が妙に経験的で、自分の過去の失敗が一つひとつ言語化されていく感じがあります。相手の前で自然でいられないのは欠点ではなく、恋が起こす“作用”の一つだという視点は、肩の力を抜く助けになります。さらに、相手の小さな特徴に過剰な意味を感じてしまう理由まで丁寧に語られるので、「なぜこんなに気持ちが揺れるのか」という根本の部分に説明がついてくるのが大きいです。 読みながら、自分の感情を「対処すべき問題」ではなく「そういう仕組みとして起きている現象」として見直せるようになり、恋愛の場面で行動が少し整う感覚がありました。頭では落ち着きたいのに感情が勝手に暴れる…そんな経験のある人には特に刺さるはずです。
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出版社による紹介
まだ「常識」っての、持ってます? もうメンドクサイから、俺の「初恋」の話しちゃうね。よかったら腰抜かしてね。現実に恋愛って、存在しないんだよ。みんなサ、救済の「宗教」と恋愛をゴッチャにしてるんだよね。男って、恋すると「天使」になっちゃうし。それでもまだ、あなたって「常識」を持ってます? 恋愛ってそんなものじゃない…という橋本治的恋愛論!
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