
ヘロドトス 歴史 上 (岩波文庫)
松平 千秋
累計読者数5
平均ハイライト数 4.6件/人
推定読了時間 約10時間43分
star総合評価 47/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 65%
この本について
仕事でも人生でも、ちょっと調子がいい時に限って「これがずっと続くわけじゃないよな」と不安になったり、逆に落ち込んでいる時は「出口が見えない」と焦ったりしますよね。頭ではわかっていても、上向きも下向きも続かないのが人間だと腹落ちさせるのは意外と難しいな、とよく思います。 ヘロドトスを読むと、そんな揺れやすい感覚に少しだけ長い目線が入ります。かつて強大だった国が弱くなり、弱小だった国が強くなるという記述は、そのまま個人の運にも重なってきますし、「死ぬまでは幸運な人と呼んでも幸福な人とは言えない」という一文は、いまの状態を早々に評価しすぎなくていいんだと肩の力が抜けました。遠い時代の話なのに、自分の焦りや慢心をどう扱うかの参考書みたいに見えてくるのが面白いところです。 特に、状況が動く前に必要以上に落ち込んでしまう人や、うまくいっている時ほど先行きを心配してしまう人にはしっくりくる本だと思います。ヘロドトスの視点は決して前向きな魔法をかけてくれるわけではありませんが、変化する世界の中で自分をどんな距離で見ればいいのかを静かに教えてくれます。長期戦で生きていきたい人にこそ届く一冊です。
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多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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出版社による紹介
ギリシア諸都市とペルシア帝国の争いは前五世紀、ついに両者の激突をむかえる。「歴史の父」ヘロドトスが物語るのは、このペルシア戦争を頂点とする東西抗争の歴史である。豊富に織りこまれた説話や風土習俗の記述は長巻を飽かず読ませる魅力をもつ。
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