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ツァラトゥストラかく語りき (河出文庫)

ツァラトゥストラかく語りき (河出文庫)

フリードリヒ・ニーチェ and 佐々木中

河出書房新社 / 2015-08-06

累計読者数18
平均ハイライト数 21.4件/人
推定読了時間 約6時間41分
star総合評価 52/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

最近、人との距離感に疲れたり、自分のまっすぐさがやたら誤解されたりして、「なんでこんなにしんどいんだろう」と思うことが増えました。ちゃんと向き合いたいだけなのに、軽く扱われたり、逆に警戒されたり。周りに合わせて曖昧にしておけば楽なんだろうけど、それをやると自分が壊れる。そんな時期に読み返したのが、この『ツァラトゥストラかく語りき』です。 この本が効いたのは、まず「高潔さは他人にとって邪魔になる」という視点でした。まっすぐであろうとすると、どうしても誰かの劣等感に触れてしまう。あの抜粋のように、こちらが何もしていなくても敵意が生まれる構造を言語化してくれるだけで、妙な納得がありました。もうひとつは、「軽さ」の重要さです。真面目さが重くなりすぎると、一歩も動けなくなる。笑いによって重さを手放す、という感覚は、肩に入りっぱなしの力を抜くきっかけになりました。そしてもうひとつは、「没落」という言葉の使い方。失敗や迷いを“道の途中にある揺れ”として肯定してくれるので、無理に強がらなくてよくなる。 これは、自分の誠実さゆえに疲れてしまう人に刺さる本です。人間関係に消耗している時ほど、ニーチェの言葉は厳しく見えて、その実とても実用的な距離を教えてくれる気がします。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

あかるく澄み切った日本語による正確無比な翻訳で、いま、ツァラトゥストラが蘇る。もっとも信頼に足る原典からの完全新訳。読みやすく、しかもこれ以上なく哲学的に厳密な、ツァラトゥストラ。
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