ヨムナビ
親鸞(しんらん) 激動篇(下) 【五木寛之ノベリスク】 (講談社文庫)

親鸞(しんらん) 激動篇(下) 【五木寛之ノベリスク】 (講談社文庫)

五木寛之

新潮社 / 2016-03-17

累計読者数6
平均ハイライト数 24.2件/人
推定読了時間 約1時間40分
star総合評価 58/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 17%

この本について

仕事でも生活でも、気づけば「自分の力だけでなんとかしないと」と肩に力が入りすぎて、歩くのがしんどくなることがあります。頑張っているのに前に進んでいる感じがしないとき、自分にはどこか欠けているんじゃないか、とまで思ってしまうこともあります。 『親鸞 激動篇(下)』を読んでいて強く刺さったのは、親鸞自身もまさに同じような迷いの中にいた人だということでした。荷物の重さは変わらないのに、月明かりに照らされただけで「立ち上がれる」瞬間があるという描写が何度も出てきます。状況はそのままなのに、視界のわずかな明るさで心の持ち方だけが変わる。この感覚は、日々の仕事の行き詰まりにもすっと重なります。また、念仏を「自分を救おうとする努力」ではなく、「呼びかけられて応じる声」として描いているところが印象的で、何かにすがるというより、ひとりで抱え込まなくてもいいという許しのようなものを感じました。さらに、自分には情が欠けているのではないか、と親鸞が苦く振り返る場面もあり、聖人としてではなく、迷い続ける一人の人間として描かれている点が救いになります。 自分の欠けや弱さを否定しきれない人に、静かに響く一冊だと思います。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

五木寛之の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

非僧非俗、悪人正機、絶対他力、自然法爾……波瀾万丈の生涯と独特の思想をめぐり、これまで多くの学者や思想家が、親鸞について所説を発表してきた。いったいなぜ、日本人はかくも魅かれるのか――大河小説『親鸞』三部作を書き上げた著者が、長年にわたる探究と想像をもとに、その時代、思想、生き方をひもといていく。平易にして味わい深く、時にユーモアを交えた語りの中に稀代の宗教者の姿が浮かび上がる名講義。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要