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資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書)

資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書)

水野和夫

集英社 / 2014-03-19

累計読者数13
平均ハイライト数 30.7件/人
推定読了時間 約2時間32分
star総合評価 74/100
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この本について

最近、どれだけ働いても「前より暮らしがよくなっている感じがしない」とか、ニュースで景気が回復したと言われても自分の生活には跳ね返ってこない…そんな感覚を抱えている人、多いと思います。僕もずっとその理由がつかめずにいて、なんとなくモヤモヤしたまま働いていました。 この本は、その正体を歴史の流れの中で説明してくれます。たとえば、資本主義は本来「新しい空間」を見つけて利潤を生む仕組みなのに、もうどこにもその空間が残っていないこと。だから利子率が異常に低くなり、日本では長く超低金利が続いていること。それが企業の賃金より配当を優先する動きにつながり、中間層の没落につながっていること。ニュースでは断片的に見えていた出来事が、一つの線としてつながる感じがありました。 読んでいて特に刺さったのは、「成長教」にしがみつき続けるほど雇用が削られていく、という指摘です。自分が怠けているとか努力不足とか、そういう問題じゃない。構造の側に限界が来ている。そう理解できただけでも、無意味な自己責めが少し減りました。現実は急に変わらないけれど、今自分が立っている足場を冷静に見直す視点が手に入る本です。 今の働き方や将来にふと不安を感じる人、数字の裏側で何が起きているのか知りたい人に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

資本主義の最終局面にいち早く立つ日本。世界史上、極めて稀な長期にわたるゼロ金利が示すものは、資本を投資しても利潤の出ない資本主義の「死」だ。他の先進国でも日本化は進み、近代を支えてきた資本主義というシステムが音を立てて崩れようとしている。16世紀以来、世界を規定してきた資本主義というシステムがついに終焉に向かい、混沌をきわめていく「歴史の危機」。世界経済だけでなく、国民国家をも解体させる大転換期に我々は立っている。500年ぶりのこの大転換期に日本がなすべきことは? 異常な利子率の低下という「負の条件」をプラスに転換し、システムを構築するための画期的な書!【目次】はじめに――資本主義が死ぬとき/第一章 資本主義の延命策でかえって苦しむアメリカ/第二章 新興国の近代化がもたらすパラドックス/第三章 日本の未来をつくる脱成長モデル/第四章 西欧の終焉/第五章 資本主義はいかにして終わるのか/おわりに――豊かさを取り戻すために
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