
中原圭介の経済はこう動く〔2016年版〕
中原 圭介
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star総合評価 50/100
trending_up後半加速型
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この本について
最近、ニュースで「景気が回復」とか「株価が上がった」と聞いても、どうも実感がないな…と感じることが増えていませんか。数字は良いらしいけど給料は上がらないし、物価のほうが先に走っていく。なんとなく置いていかれているような、説明できないモヤモヤだけが残る。自分もずっとその感覚が言語化できずにいました。 この本が面白いのは、そのモヤモヤを“気のせいじゃなかった”と丁寧に示してくれるところです。例えば、円安や株高で誰が得をして誰が損をしていたのか、実質賃金がどんな理由で落ちていったのか、そして金融緩和やインフレ目標が現実の生活とどう噛み合わなくなっていたのか。経済の専門用語を持ち出すというより、一つひとつの現象を生活感のある目線で説明してくれるので、自分の実感とデータが初めてつながる感じがありました。海外投資家がどう動いていたのか、公的機関の買い支えが株価をどう歪めていたのかといった話も、ニュースでは拾えなかった視点でした。 読む前は「経済書=難しい」と身構えていましたが、実際には、日々の違和感を整理したい人向けの“地に足のついた解説書”に近いです。景気や株価より、自分たちの生活がどう変わっていたのかを知りたい人にはかなり刺さると思います。経済を正しく悲観するために、一度立ち止まって読む価値がありました。
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