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さっさと不況を終わらせろ

さっさと不況を終わらせろ

ポール・クルーグマン、山形 浩生

累計読者数6
平均ハイライト数 26.3件/人
推定読了時間 約6時間28分
star総合評価 60/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 24%

この本について

景気のニュースを見ても、正直「結局なにが原因で、自分の生活とどう関係あるのか」がよく分からないまま終わることが多いですよね。物価は上がるのに給料は伸びないし、国の借金の話になると急に不安だけが煽られる。頭のどこかにモヤモヤが残ったまま、結局また次のニュースへ流される感じ、ぼくも長いことそうでした。 この本が効いたのは、そういうモヤモヤを、経済の大きな話と自分の生活の線をつなぐことで少しずつほどいてくれたところです。たとえば「あなたの支出はぼくの収入で、ぼくの支出はあなたの収入」という当たり前の関係を、負債や不況といった大きなテーマと一緒に説明してくれる。だから、借り手と貸し手のバランスが崩れたときに経済がどれだけ脆くなるのか、ニュースよりずっと具体的に実感できます。さらに、政府の借り入れが本当に金利を押し上げるのかという論点も、ただ不安をあおる話ではなく、低迷期ではむしろ逆に働く理由がちゃんと語られる。読んでいて、「あ、自分が怖がっていたものは、仕組みを知らなかっただけだったのか」と肩の力が抜けました。 特に、ミンスキーが言うレバレッジや負債デフレの話は、個人の家計感覚に引き寄せて読むとすごく腹落ちします。みんなが同時に借金を減らそうとした瞬間に経済が縮む、というのはニュースでは絶対ここまで丁寧に語られません。大金持ちの消費がどう中間層の基準を押し上げるのかという話も、自分の「なんでこんなに生活が苦しいんだろう」という感覚につながってきます。 経済の仕組みをちゃんと理解したいけど、難しい理論の押し付けは嫌だという人に刺さる一冊です。ぼくと同じように、「不況の正体」を自分の言葉で説明できるようになりたい人には特におすすめです。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

リーマンショック以降、いまだに好転の兆しを見せない世界経済。なぜ目下の増税や財政緊縮は愚策なのか?失業者増加のダメージは一時的なものではなく、長期的にも経済をむしばむ?では、各国政府と中央銀行、そしてわれわれが本当になすべきこととは―?いま最も信頼できるノーベル賞経済学者が、ついに叩きつけた最終解答。
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