
人口論 (光文社古典新訳文庫)
マルサス and 斉藤 悦則
講談社 / 2019-01-11
累計読者数5
平均ハイライト数 20件/人
推定読了時間 約3時間54分
star総合評価 57/100
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この本について
仕事でも日常でも、「がんばっているはずなのに、なぜか状況がよくならない」と感じる瞬間があります。努力すれば前に進むはず…という前提がゆらいだとき、人間社会そのものの仕組みをもう少し深いところから見直したくなることがあります。 『人口論』は、まさにその“前提のほうを揺さぶる”本でした。読者が抜粋している部分を見ると、マルサスが繰り返し語る「人口の増える力」と「食糧生産の限界」という冷たいほどの現実に刺さっているように感じます。たとえば、救貧法が必ずしも貧困を改善しない理由や、名目賃金が上がっても生活は変わらない構造的な理由など、個人の努力ではどうにもならない“土台のゆがみ”がかなり具体的に描かれます。さらに、文明国の歴史が上層階級中心に記録されているために、肝心の変動が見えにくいという指摘も、今の情報環境に妙に重なります。 読みながら、自分の悩みを直接解決するというより、「自分が立っている地面はこういう構造だったのか」と目線が一段変わる感じがありました。社会の流れを長いスパンで考える人ほど効く本です。こんな人に刺さるのは、成長や改善の話に少し疲れつつ、それでも現実を正面から知りたいタイプの人だと思います。
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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
食料不足による人類の貧困は必然か。果たして克服できる困難なのか―――。飢餓による人類の危機を唱える経済学者。食料の不足を食材の新しい調理法で克服しようとする料理人。看護を科学的に分析し、以前なら落としていたはずの人命を救う看護師。“命”に向き合う三者三様のあり方。そうして貧しいがゆえに強く生きる一人の少年。さまざまなドラマを通して、名著「人口論」の真髄をわかりやすくまんが化。
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