
菊と刀 (光文社古典新訳文庫)
ベネディクト and 角田 安正
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star総合評価 71/100
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この本について
仕事でも日常でも、日本という文化の“クセ”に振り回されている感覚ってありませんか。上下関係への気づかれや、場の空気に合わせすぎて自分の判断が曖昧になる瞬間。自分でも説明しにくいのに、確かにそう動いてしまうあの感じです。 『菊と刀』を読むと、その曖昧さの正体が少し輪郭を持ちます。日本人は礼儀正しいのに思い上がる、とか、従順なのに怒りっぽい、とか、一見矛盾した特徴が普通に同居していることを、外側の視点で淡々と指摘される。その指摘が不思議と嫌味じゃなくて、「ああ、確かにそういうところあるな」と、自分の行動をそのまま観察できるようになるんです。特に刺さったのは、上下関係への信頼がどれだけ根深いか、そして競争を避けるための仕組みづくりがどれだけ徹底してきたかの部分。現代の職場で起きていることと地続きに見えてきます。 この本は日本を断定的に評価するためのものではなく、自分の癖を客観視したい人に向いています。日本社会の“なぜそうなるのか”を、感情ではなく構造で整理したい人に特に刺さると思います。
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出版社による紹介
【対訳ニッポン双書】は、日本の伝統・文化・習慣などを日英対訳で紹介するシリーズです。 「日本」についての知識と英語表現が同時に学べます! 西洋の行動規範、考え方がまったく当てはまらない未知の国日本。その日本を相手に戦うことになったアメリカは、日本人の行動や性格、その特有の思考方法を知る必要に迫られました。 美を愛し菊づくりに秘術を尽くす一方で、刀を崇拝し、最高の栄誉を武士に与えるという、欧米の文化的伝統からすると矛盾を含む日本人。 戦時中でもあり、日本での現地調査ができない中でのルース・ベネディクトのこの研究成果は、われわれ日本人にも多くの教訓を与える「日本人論」として、長く読み継がれています。
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