ヨムナビ
イギリス人アナリストだからわかった日本の「強み」「弱み」 (講談社+α新書)

イギリス人アナリストだからわかった日本の「強み」「弱み」 (講談社+α新書)

デービッド・アトキンソン

講談社 / 2015-06-22

累計読者数8
平均ハイライト数 12.8件/人
推定読了時間 約2時間23分
star総合評価 55/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 36%

この本について

仕事でも日常でも、日本の「やり方」に違和感を覚える瞬間ってありますよね。なんとなく面倒を避ける空気があったり、議論が噛み合わないまま進まなかったり、でもそれを言語化できずにモヤモヤが残る。僕も同じで、「これは文化なのか、ただの慣習なのか」がずっと判断しきれませんでした。 この本が面白いのは、日本について語り尽くされたように見えるテーマを、イギリス人アナリストがデータと比較文化の視点で淡々と説明してくれるところです。たとえば、日本人がリスクを避けるのは「農耕民族だから」ではなく、「人口を背景にした高成長が生んだ文化」だと整理されると、自分の行動の根っこが急にクリアになります。あるいは、日本が得意なのは新旧どちらかを選ぶことではなく、「古いものを残したまま新しいものを積み上げる」という独特の足し算だと示されると、普段見慣れた街の風景が別の意味を帯びはじめます。 そして一番刺さったのは、日本の弱みが「変われないこと」そのものではなく、「変わるまでは遅いけれど、変わると一気に実行する」という極端さにある、と指摘しているところでした。公園の禁止看板の話や、委員会のwoolly thinkingの例を読むと、自分の仕事の場面とつい重ねてしまいます。 日本社会の“仕組み”に言葉を与えたい人や、「なんで自分はこう感じるんだろう」を整理したい人にとって、静かに効いてくる一冊だと思います。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

デービッド・アトキンソンの他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

日本文化を愛し、日本社会と日本経済の歪みを鋭く、イギリス人らしくシニカルに撃つ著者の、ベストセラー『イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る』に続く第二弾! ゴールドマン・サックス金融調査室長として、バブル崩壊時、日本の金融機関の不良債権の本当の額をだれよりも早く指摘した著者が四半世紀見続けた日本社会の「強み」と「弱み」を指摘し、著者の日本論や観光立国による成長戦略に寄せられた批判に応える。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要