
佐藤可士和の打ち合わせ
佐藤 可士和
ダイヤモンド社 / 2014-11-07
この本について
打ち合わせって、気づけば「時間通りに進めること」ばかり意識してしまって、肝心なところを見落としている気がします。雰囲気がうまく整わなかったり、最後に何もまとまらなかったり、相手との距離が縮まらないまま終わってしまったり。自分でも理由がわからないまま、どこかモヤモヤが残ることが多いんですよね。 『佐藤可士和の打ち合わせ』を読んで刺さったのは、そのモヤモヤの正体が「細部を扱う余裕」や「最後の5分の使い方」みたいな、意外と見過ごしてきた領域にあったことです。例えば、終わってからの5分で自分用のメモをまとめておくと、その後の動きが驚くほど変わること。あるいは、相手が寒い中来たなら一言添える、飲み物を状況に合わせて選ぶ、といった気遣いが場の空気を整え、結果として仕事の質につながっていくこと。こういう地味だけど効く行動の積み重ねは、読んだ翌日から試せるし、自分の打ち合わせ観をけっこう揺らされました。 さらに可士和さんが強調していたのは、打ち合わせを「ただの情報共有の場」にしないという姿勢です。正解じゃなくて、まずはイメージを持ち寄ること。ぶつかってもいいから言葉にすること。この空気づくりは、気遣いとセットで初めて機能するんだろうなと感じました。 打ち合わせの場がなんとなくしっくりこない人、もっと手応えを持ちたい人には特に刺さると思います。読んで派手に人生が変わるタイプの本ではないですが、明日の仕事が確実に一段やりやすくなるタイプの一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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