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世界が日本経済をうらやむ日 (幻冬舎単行本)

世界が日本経済をうらやむ日 (幻冬舎単行本)

浜田宏一、安達誠司

幻冬舎 / 2015-02-27

累計読者数3
平均ハイライト数 5.7件/人
推定読了時間 約3時間35分
star総合評価 48/100
boltライト読書型
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この本について

経済のニュースを見ていて、「結局いまの日本ってどんな状態なんだろう」とモヤモヤすることがよくあります。円安と円高のどちらが得なのかとか、株価が上がっているのは本当に良い兆しなのかとか、判断材料が多すぎて、気づけば感覚だけで答えを出しがちです。僕自身も、その場の空気に流されて経済を語ってしまい、後から「結局よく分かっていないな」と感じることがありました。 この本が助かったのは、その“分からなさ”を、為替や株価の数字を手がかりに少しずつ手放せたところです。例えば、円高の時代に日本企業がどれだけ不利な条件で戦っていたのかを、韓国とのレートを具体的に示しながら説明してくれる部分は、企業の努力の限界を初めて現実の重さとして腹落ちできました。また、株価の水準を「世界のPBRと比較するとどう見えるか」という視点で捉え直すことで、過剰に悲観する必要も、楽観しすぎる必要もないんだなと冷静になれます。さらに、流動性の罠やリフレ政策の説明を読むと、「政策で何ができて、何ができないのか」を線引きしやすくなり、ニュースを見るときの解像度が上がりました。 数字を見るのが苦手でも、経済の“空気感”だけで語るのに飽きてきた人にはちょうどいい一冊だと思います。僕と同じように、状況を自分の言葉で整理したい人に刺さるはずです。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

いまや資本主義は、低成長とパイの奪い合い、格差拡大という三つの矛盾を抱え、完全に行き詰まった。特に日本では、長時間死ぬほど働いても給料が上がらず、資本家による労働者からの露骨な搾取が蔓延(はびこ)っている。しかし日本人はそれに文句も言わず、賃上げ要求のデモやストライキをすることもない。なぜ日本の労働者はかくも鈍感なのか。経営者の多くも儲かっていない中、富はどこに吸い込まれているのか。日本資本主義の特殊性を謎解きし、搾取の構造から抜け出す方法を提示する。
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