
現場主義の競争戦略―次代への日本産業論―(新潮新書)
藤本 隆宏
新潮社 / 2013-12
累計読者数3
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推定読了時間 約4時間25分
star総合評価 54/100
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この本について
仕事で現場と本社のあいだに挟まれて、「結局どこを見ればいいんだろう」と迷うことが多い人には、この本の視点がちょうどいい距離感になります。私も同じで、現場の泥臭い改善と、マクロな経営判断の間を行き来するときにモヤっとすることが多いのですが、その混乱を少し整理してくれた一冊でした。 特に効いたのは、付加価値を生む時間と、必要だけど価値を生まない“付随時間”、そして単なる“ムダ”を切り分ける考え方です。生産現場の話に見えて、実はオフィスワークにも当てはまるので、自分の時間のどこが本当に価値につながっているのかが急に立体的に見えてきます。また、現場の組織能力と製品のアーキテクチャの相性という話も、仕事で「頑張っているのに成果が出にくい理由」を理解する手がかりになりました。単に根性が足りないとか仕組みが悪いとか、どちらか一方に寄せない説明がありがたいです。 そしてもう一つ、この本が何度も強調している「高度の切り替え」の話。1.5メートルの視点で細かい問題を見るだけでもダメだし、3万メートルでマクロ経済だけ語っても意味がない。仕事の現場でも、ついどちらかに寄りがちなので、適切な距離感を意識するだけで判断のブレが減りました。 現場と本社の狭間で「どちらの論理もわかるけど噛み合わない」と感じている人に刺さると思います。
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出版社による紹介
本社よ覚醒せよ―敗北主義でも楽観主義でもない、現場主義の目で見れば、日本経済の本当の力が見えてくる。数字だけの経営分析、根拠のない「製造業悲観論」を真に受けてはならない。「現場」は常に忍耐強く、沈黙の臓器のように能力向上を続けているのだ。熾烈なグローバル競争の中で、「何をやりたいか」より「何なら勝てるか」を考え抜く、現場発の日本産業論。
目次
「現場」は死なず 本社よ覚醒せよ ぶれない枠組を持つ
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