
並外れたマネジャーになる 80対20の法則
リチャード・ コッチ、高遠 裕子
CEメディアハウス / 2013-12-27
この本について
マネジメントをやっていると、「全部見なきゃいけない気がする」「正解に近づこうとするほど視界が濁る」という感覚がつきまといます。頑張っているつもりなのに、成果につながっている実感が薄いまま日だけが過ぎていく。自分もそういう時期が長くて、手を動かす量ばかり増えていくのがしんどかったです。 この本が面白いのは、そんな状態を“努力不足”ではなく、“焦点のズレ”として扱ってくれるところです。たとえば、平均ではなく極端を見ること。部下や顧客の中のわずかな「例外」に視線を向けると、やるべきことが急にシンプルになる。あるいは、弱いつながりを活かすことで、社内外の情報量が一気に変わる。自分で抱え込むより、軽い会話や紹介が仕事の突破口になることが多いのだと気づかされます。そしてもうひとつ大きかったのは、マネジャーが“完璧な人”である必要はまったくないという視点。失敗を見せる方が信頼が育ち、チームが動きやすくなる。このあたりは読みながら、肩の力が抜けました。 「成果に対して正しく手をかけたいのに、日々のタスクに飲まれてしまう人」に特に刺さる本です。行動量を増やすより、視点をひとつ変えるほうが仕事が前に進む。その感覚を、実務の目線で取り戻させてくれます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの35%が集中しています。
読書の順序
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